府民連ニュース2010年2月19日号
橋下府政の“実像”つたえ、くらし守る共同ひろげよう-2・16府政問題学習交流集会
府民要求連絡会は16日、「2月府議会に向けた府政問題学習交流集会」を開き、26団体120人が参加しました。
集会では、宮原たけし・日本共産党府議団長が、橋下府政2年の“実像”と2月府議会の焦点について報告しました。
宮原氏はまず、橋下府政2年の特徴として、中小企業予算・私学助成などの削減や青少年会館・国際児童文学館の閉館など、府民施策や文化の切り捨てを指摘。
同時に、府庁WTC移転や、阪神高速道路・「箕面森町」など従来どおり継続している大型開発にふれ、「橋下知事の『まちづくり構想』はすでに破たんした事業の焼き直し、根拠のない幻想」ときびしく批判しました。
続いて宮原氏は、完全失業率が全国最悪になるなどくらし・経済が危機の大阪で、こうした橋下府政がすすんでいる方向では府民の願いも大阪経済活性化も実現できないと強調。
「医療や福祉・教育の充実など府民生活の応援、雇用を守り中小企業を『大阪経済の主役』にすえた施策」をすすめることこそが必要だとのべました。
宮原氏は最後に、「橋下人気」が報じられているが個別の政策に対する評価は低いことを紹介、「知事への『批判だけ』からスタートするのではなく、要求に反する実像をていねいに府民に知らせ、要求に根ざしたたたかいと社会的連帯ではね返そう」とよびかけ、報告をしめくくりました。
集会では、大阪府立大学問題を考える会、国際児童文学館を育てる会、大阪の文化財と博物館を考える会、大阪府職員関係労働組合、大阪私学教職員組合などが発言。前田仁美・府民連世話人が主催者あいさつを、井上賢二・大阪市対連会長が連帯あいさつをおこないました。
集会の最後に、橋口紀塩・府民連事務局長が「くらしを守る幅広い府民・団体の共同をより大きくし、橋下府政の問題点を府民に知らせよう」と、①各団体が推進している府への署名・要望などの成功を②府に対する各団体のとりくみや、資料などの府民連への集中を③2月府議会開会日(2月23日)の府庁包囲デモの成功を④各分野・地域での府民宣伝の強化を、の4点を行動提起しました。
女性に冷たい府政はだめ!と宣伝・アンケート行動-新婦人府本部
新婦人府本部は、2月9日の昼休み、京橋駅前ひろばで、知事の人気と府民や女性に冷たい府政とのギャップはどこに?と16人参加で街頭宣伝を行いました。
『大阪の女性たち/生活も仕事も大変です。こんなに女性に冷たい府政/世界の流れにも逆行です』と書いた横断幕が人目を引き、足を止める人もいました。
「府職員の母性保護を病休になんてとんでもない」「大阪を風俗の町になんて」などリレートークも次々。
道行く人と府政アンケートで対話がはずみ、53人が回答しました。
そのうち支持するが60%で、支持しない、わからないが各20%になりました。
テレビで橋下知事をよくみていて「応援している」という女性は、知事の言動や施策について話すと「そんなこと、全然知らなかった」と言い、また「支持はするが、(大阪が)よくなった実感はない」と話す人もいました。
「とにかくテレビでいいことしか映さないから人気があるだけ」「文化を削りすぎ」「独裁的」と批判する人もいて、対話がひろがりました。
「働く女性にやさしい府政を」(40代女性)「ベイエリア開発、基地を関空にはだめ」(60代女性)「活気のある、生きていく希望にあふれる大阪へ」(50代女性)など府政への要望も多く寄せられ、「知事を変える」(40代男性)と書く人もいました。
高い支持率の背景には切実な要求をなんとかしてほしいの願いも込められていることなど、府民の声が伝わってきた宣伝行動になり、また新婦人しんぶん読者も2人増えました。
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