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府民連ニュース2009年10月7日号

府議会にむけ宣伝・対話・学習のとりくみ各地で!
「WTC移転・開発よりも府民生活を」の大運動を

大阪府も単独補助を!
署名推進にむけ府政学習会
――保育・学童保育5団体

 保育・学童保育5団体は、「秋の大運動」として、府と国に向けた100万人署名にとりくんでいます。
 「国や市町村に要望するのはわかるが、府のことは…」という声が少なくないなか、大阪府にも単独補助を求める運動をすすめるため、6日に大阪府政についての学習会を開きました。
 参加者は約80人、20代の保育士・学童指導員・保護者も大勢参加しました。

 講演をおこなった渡部みどり・府職労行財政部長は、「橋下知事はあらゆる場面で“話は聞くが結論は決まっている”というやり方でごり押ししている」と指摘。
 初登庁時の「大阪府は破産会社」「(府職員は)破産会社の社員」発言や、「知事と職員のつどい」での「いやだったら辞めたらいい」発言、そして府立学校非常勤職員の首切りや府立施設・文化の切り捨てなどを紹介しました。
 とりわけ、高校生にまで「学ぶ権利を保障しているのは中学生まで」「いやなら、日本を出るしかない」と言い放つような政治姿勢に、憤りがひろがりました。

 今ひらかれている府議会に知事がWTCへの府庁移転を再提案したことについて、渡部氏は「なにがなんでも府庁をWTCに移転を、という背景には、府民のくらし・いのちは二の次で、財界を儲けさせるねらいがある」と、橋下知事就任以来の財界の府への要望なども紹介しながら説明しました。

 また、道州制をめざすために府の仕事の“解体”がすすめられており、その一環として「大阪版市場化テスト」が実施されていることを紹介。
 5月に実施された自動車税の民間委託を例にあげ、府民の個人情報を民間に渡すことで起こっている問題の実例もわかりやすく説明されました。

 学習会の最後に、府民連の「府への要望書ひな形」が配布され、「各連絡会・個人から、知事や府議会各会派、府議会議員に、FAXや面談などでどんどん声をあげていこう」と提起されました。

 保育・学童保育5団体は、「橋下府政のこんな実態を知らない保護者・保育士・指導員が圧倒的多数です。『100万人署名推進委員会』で、この秋たくさんの学習会をもって、ていねいに府政の現状を伝えるとともに、府の本来のありかたを学び、要求実現運動につなげよう」と話し合っています。

「橋下、好きやったのに、こんなことしてるのか」
――東大阪・小阪駅前で宣伝

 7日朝、東大阪の小阪駅前で、市職労・民商・生健会など7団体26名が集まり、府民宣伝をおこないました。
 府「明るい会」が作成した機関紙を配布しながら、ハンドマイクで出勤途中の通行客などに訴えました。

 小雨模様の中でしたが、受け取りはまずまず。
 宣伝の途中、機関紙を受け取った高齢の女性が「橋下、好きやったのに、こんなことしてるのか。考え直すわ」と話しかけてくる一幕も。

 東大阪では、府職労を中心に地元府議訪問・要請にもとりくんでいます。
 宣伝参加者は、「各団体の構成員の中に『府庁移転、エエんとちゃうのん?』という疑問の声もあります。引き続き対話・運動が必要です」と話しています。

「府民連ニュース」2009年10月7日号PDF版はこちら→「091007.pdf」をダウンロード

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