府民連ニュース2009年2月24日号
くらし危機から府民を守る府政か、府民犠牲・開発推進「橋下改革」か
2月府議会が開会 府庁前集会・デモに350名
2月府議会開会日の24日、府民連は大阪城公園教育塔前で府民集会を開催しました(写真)。あいにくの雨天のなか、350人があつまりました。
冒頭、小松ひさし日本共産党府議が激励あいさつをおこないました。小松府議は、WTC移転などを強引にすすめようとしている知事の姿勢に対し、いま府政には府民の立場に立つかどうかが鋭く問われている、と指摘。医療・福祉、教育や文化を守る運動を大きく広げ、ともにがんばろうとのべました。
続いて各分野から3名が決意表明をおこないました。
新日本婦人の会府本部の上嶋ゆりこさんは、子育て世代にとっての子ども医療費の切実さを報告。「大阪府が300円上げようとしている」と話すと「知らんかった!」と驚きがあがり、「東京都などは中学卒業までタダ」と話すと「はじめて知った、なんで大阪は低いの?」と疑問が広がる、とのべ、「知事がひとこと言っただけで、子どものいのちにかかわる制度がカンタンにかえられるのはおかしい。私たちや未来を担う子どもたちが主役になれない今の大阪はかえなければ」と決意を語りました。
府高教臨時教職員部長の小林郁子さんは、府立学校非常勤職員350名のクビきりについて、「自営業の知人は、経営がきびしくても従業員を解雇することだけはしないよう努力している。財政危機だからといって真っ先に非常勤職員を解雇する大阪府の姿勢は正反対」ときびしく批判。高校の生徒から「4月からも来て!」と訴えられたことや、「これまでつちかってきたスキルを生かしたい」という職員の声も紹介し、解雇の撤回を訴えました。
「国際児童文学館を育てる会」常任副委員長の田丸信堯 さんは、先月おこなった意見交換での知事の態度を紹介。のっけから「児童文学館なんてあることを知らなかった」とのべ、「(60年前の紙芝居を)白手袋をはめて扱うようなことは僕のイメージとはちがう」「研究は府の仕事ではない」「図書館は民営化」と言い放った知事の姿勢を告発しました。「大阪府は知事の私物ではありません」と訴え、国際児童文学館の移転・縮小を撤回させる決意をのべました。
集会の最後に、府民連事務局から①府民の要求を結集し、今府議会への要請という形で届けよう②議会での審議状況を各分野・府民に知らせ、府民要求を実現する運動をつよめよう、という行動提起がおこなわれました。
集会のあと、参加者は府庁前をデモ行進。「大阪府は福祉と教育をまもれ」「橋下知事は府民のくらしをまもれ」と府庁に向かってコールしました。
このほか、府議会開会にあわせ、府高教・府労組連などの集会・デモ(2/25)や、各分野の署名提出行動などさまざまなとりくみがおこなわれています。
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