府民連ニュース2008年9月22日号
台風をついて300名!
知事の暴言・人権侵害許さず、「維新案」抜本見直しかちとろう!
―――9・19府議会開会日 府民集会・デモ
9月府議会開会日の19日、府民連は大阪城公園教育塔前で府民集会を開催しました。台風接近中の悪天候をついて300人があつまりました。
激励あいさつに立った小松ひさし日本共産党府議は、知事は「将来ビジョン・大阪」の「将来像イメージ」を発表し「世界をリードする大阪産業」などとのべているが、中小零細企業・地場産業へ冷たい仕打ちをしながら、大企業支援は、財界と二人三脚でこれまでの知事以上に熱心だと批判。府民の利便性や防災対策を度外視したWTCへの府庁移転、教育介入や暴言などファッショ的な姿勢も許せないとのべ、「このような現府政と府民との矛盾は深まらざるをえないし、府民の心をよくつかんで府民運動をすすめれば、短期間に今の府政の府民犠牲の本質が府民的に明らかになる」と、さらなる府民運動の広がりをよびかけました。
続いて各分野から3人が決意表明をおこないました。
大阪民医連の高野看護師は、「患者さんに寄り添った医療がしたいのに、『ちょっと待ってね』の大安売りになってしまっている。看護師の離職率も高くなる一方」と、医師不足・看護師不足と診療報酬の改悪のもとで医療機関の経営・職員の労働条件がきびしくなっていることを強調。「こんなときに患者負担のさらなる引き上げをねらう橋下知事は自公政権と同じ。患者さんをいじめる知事は大阪から出ていって」とのべました。
教育文化府民会議の渡部事務局長は、子ども・教育いじめの「維新案」のなかで、緊急にこれだけはという3項目(府立高校教務事務補助員首切り撤回、私学助成削減撤回、修学旅行などの引率経費自己負担の撤回)で「子どもと教育を守る緊急署名」のとりくみをすすめていることを報告。また、知事の暴言・教育介入は教育を支配の道具に変質させる財界の意向をうけたものだと指摘、教育を受ける権利を侵害するものだと批判し、ほんとうに「子供が笑う大阪」をめざして奮闘すると決意をのべました。
自由法曹団大阪支部事務局長の篠原弁護士は、知事の「盗撮」問題について、「知事という公権力を持つものが相手の承諾なくその情報をあつめているもので、公権力から国民の基本的人権を守ることを保障している憲法をないがしろにしていることだ」と指摘。それを禁じた最高裁の判例もあると紹介し、「権力の暴走を許さないため、ともにがんばろう」とよびかけました。
行動提起をおこなった前田府民連事務局長は、「7月臨時府議会にむけ空前の規模で府民運動がひろがったが、さらくらしや施設を守る共同がすすんでいる」とのべ、「維新案」具体化を許さないたたかいを全府民的にひろげるとともに、市町村から橋下知事に声を上げてもらうとりくみをよびかけました。また、「橋下府政に痛打を与えることにもなる、国政転換のたたかいをあわせてがんばろう」と訴えました。
「府民連ニュース」2008年9月22日号PDF版はこちら→「080922.pdf」をダウンロード
| 固定リンク
「府民連ニュース」カテゴリの記事
- 年始から行動を「府民連ニュース」1月5日号を紹介します(2011.01.06)
- 府民連ニュース2010年11月22日号を紹介します(2010.11.23)
- 府民連ニュース2010年11月10日号を紹介します(2010.11.13)
- 「府民連ニュース」10月23日号を紹介します(2010.11.02)
- 「府民連ニュース」10月19日号を紹介します(2010.10.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
橋下知事は支持しますが、未だ不十分、結局、府民の声は直接届かず、知事にすり寄る耳ざわりの良い意見だけを聞く状態です。 府職員のフィルターを通さず、直接、府民の声を聞くチャンネルをもっと増やさないと「裸の王様」状態ですよ。
「糞大阪府知事橋下の糞野郎」と府民に言われないようにしないと駄目ですよ。
投稿: 伊賀 敏 | 2009年2月10日 (火) 12時43分
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿: 株の入門 | 2012年9月15日 (土) 12時02分