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府民連ニュース2008年5月2日号

これでいいのか「橋下改革」?!

府民に知らせ、ともに声をあげよう

――府「財政再建プログラム試案」報告・学習会

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 4月30日、府民連は府「財政再建プログラム試案」報告・学習会を開催しました。

 会場いっぱいの150名が集まり、「試案」が実施されればくらしにどう影響するか、また大阪府の財政はどうなっているか、を学習しました。

 学習会ではまず、「“子どもが笑う、大人も笑う”はどうなるのか?」と題し、大原真・大阪自治労連副委員長が報告しました。

 大原氏はまず、「試案」の中身について、医療・福祉・教育・中小零細企業・安全・文化・スポーツなど、が赤ちゃんからお年寄りまですべての府民のくらしに影響することを具体的に示し、大阪が「交番からおまわりさんが消え、救急車は行き先なくさまよう町」になると指摘。

 豊かな歴史と文化、スポーツの財産も消え「このままでは、たこやき・吉本・タイガースしか残らない」とのべました。

 そのうえで、府民や文化・スポーツ関係者の反対の声や署名などの運動、大阪府の各部長や府下各市町村長からあがっている反対意見を紹介し、「不安や疑問を持っている府民に『試案』の中身を知らせ、撤回を求める運動を広げよう」と訴えました。

 つづいて、平井賢治・府関係職員労組委員長が、「大阪府の財政、財政再建をどう考えるか」について報告。

 平井氏は、橋下知事の財政運営には、深刻な府民生活への認識、そして財政危機の原因が開発・同和であることへの認識が欠落していることを指摘しました。

 そのうえで、借金しないことを前提にしている橋下知事に対し「くらしを守るために、府民に説明を果たした上で見通しをもって借金することもありうる」とのべました。

 平井氏はまた、知事が今年度からの1千1百億円削減にこだわるのかについて、「時間がたてば、くらしへの影響や問題点が府民の中に明らかになる。そうなる前に一気にやってしまいたいからだ」と強調。

 その背景に、財政危機の責任を大阪府と府民に押しつけ、大阪府を「構造改革」路線にもとづくくらし切り捨て・「小さな行政」のモデルにしようとする政府・自公政権のねらいがある、とのべました。

 報告を受けての質疑応答では、「『試案』で府民生活がさらに追い込まれることはよくわかったが、これで甘い汁を吸うのはだれなのか」「くらしを守りながら具体的にどうやって財政再建をするのか」「府民にどう訴え、運動をすすめていけばいいか」などの質問が活発に出されました。

府民連ニュース2008年5月2日号PDF版はこちら→「080502.pdf」をダウンロード 

大原氏の報告レジュメ(PDFファイル)はこちら→「ohara080430.pdf」をダウンロード 

平井氏の報告レジュメ(PDFファイル)はこちら→「hirai080430.pdf」をダウンロード 

学習会配布資料「『府PT試案』の主な『事業見直』しの具体的影響」(PDFファイル)はこちら→「shiryo080430.pdf」をダウンロード

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