府民連ニュース2008年5月26日号
「橋下改革」のくらし切り捨てストップ!
5・23「府民共同集会」に800名!
5/23晩、府民連など7団体のよびかけで開催した「『橋下改革』を考える府民共同集会」。
800名があつまり、大阪のくらしや文化の値打ち・それを守る府の役割を実感するとともに、「PT案」のくらし切り捨てにストップをかける運動をさらに広げる決意を新たにしました。
主催者あいさつをおこなった井上賢二さん(大阪社保協会長)は、「住民のいのちやくらしを守ることが地方政治。財政危機をまねいた大型開発や大企業の責任は明らかにせず、府民に痛みをおしつけるのは本末転倒。力をあわせ、『PT案』を撤回に追い込むまでがんばろう」とよびかけました。
「『橋下改革』を考える」と題して講演した高山新さん(大阪教育大教授)は、大阪府の借金を家庭の住宅ローンにたとえながら、「きちんと運営していけば大阪府は破産しない」ことを解明。
「『PT案』は財政再建のための財政再建策。これで府債がなくなったとしても、後にはどんな大阪が残るのか」とのべ、くらしや文化を守ることを前提にして財政再建をすすめることが必要だ、と強調しました。
リレートークは、教育、医療、文化、まちの安全という各分野ごとに、演劇形式で「PT案」のくらし切り捨ての内容を紹介し、各分野から訴えをするという形式。
中島さん(大阪教職員組合青年部)、杉島さん(大阪府保険医協会事務局長)、井上さん(大阪シナリオ学校事務局長・劇作家)、西岡さん(東大阪市内の元自治会長)がそれぞれ訴えました。
特別講座をおこなった旭堂南陵さん(大阪芸大・羽衣国際大客員教授、大阪講談協会会長)は、「今の大阪が『元気がない』のは文化を軽視してきた結果。それをさらにつぶして、御堂筋のライトアップに20億円つかうというが、御堂筋は国道。お父さんの関市長が植えたイチョウにわざわざ電線巻きつけんかてよろしい」とのべ、笑いをとりながらも「PT案」の内容を痛烈に批判。
「涙を流したいのは私たち。橋下さんは、私たちの声に真剣に耳を傾けるべき。がんばりましょう」と力強くしめくくりました。
最後に、前田仁美・府民連事務局長が参加者へよびかけをおこない(次項参照)、閉会しました。
集会の場で、参加者から11万円をこえる募金が寄せられました。
* * *
5・23「府民共同集会」での「参加者の皆さんへの呼びかけ」の内容は以下の通りです。
◆6月上旬メドに知事に「財政再建プログラム試案」のくらし切り捨て中止を求める運動を各分野、階層からの声、署名、要望をとどけましょう!/共同署名提出行動=5/29(木)15時に知事・秘書課にみんなで要請にいきましょう。(14時45分 府庁正面集合)
◆広範な府民のみなさんに、「橋下改革」のくらし切り捨ての内容や問題を知らせる行動(学習、宣伝など)を強めましょう!
◆「橋下改革」のくらし切り捨て中止を求めて、府下自治体の市長・市町村議会への要請行動をすすめましょう!
◆7月臨時府議会に向けて、地域の府会議員・各会派に要請・要望をしていきましょう!
◆各地域で、くらし、教育、福祉などそれぞれの分野の「橋下改革」の問題を学習・交流し合いましょう。
力をあつめ、880万府民のくらし・文化を守ろう、財政再建をはかりながら、元気な大阪をつくろうと議論を巻き起こしましょう。
「府民連ニュース」2008年5月26日号PDF版はこちらから→「080526.pdf」をダウンロード
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