府民連ニュース2008年4月30日号
さらに大きく広がる
「橋下改革」に“異議あり”の声、行動
引き続き、「PT試案」に記載された項目が明らかになるにつれ、さまざまな分野から「だまっていられない」という声や「橋下改革」に待ったをかける運動が広がっています。
◆教務事務補助員・非常勤補助員等の廃止に反対し、制度の存続を求める署名運動――府高教
府立高校に働く教務事務補助員・非常勤補助員等について、「08年8月以上20%縮減、09年度全廃」との「PT試案」。
学校現場では、正規教職員の削減で、教職員が多忙を極め非常勤職員が不可欠な存在。
何年ものあいだ教育を担ってきた人たちの解雇につながる制度廃止は許されないと行動に。
◆「地域生活のセーフテイネットをつぶすな」と、初めての署名活動――各市社会福祉協議会
認知症や精神障がい者の権利擁護のための「日常生活自立支援事業」や、04年度から中学校区単位で府研修受講者を「相談員」として認定し地域のくらし相談に携わってきた「コミュニテイーソーシャルワーク配置事業補助金」が、「試案」では09年度廃止・見送りとされています。
地域のセーフテイネットをこわすことにだまっているわけにはいかないと、各市の社会福祉協議会で知事あて署名が始まっています。
◆「大阪国際児童文学館の存続を」と橋下知事に手紙――グリム博物館長(ドイツ)
「大阪で何十年もかけて世界中からあつめられた児童文学の蔵書は貴重な文化遺産。専門家だけでなく、全ての人々にとって尊重される大切な宝物。
変化の激しい現代メデイアや浅薄な日常文化が支配する世の中で、教育者や児童にとって今後益々重要なものになっていくでしょう。
大阪国際児童文学館の存続を実現してくださるなら、我々は知事の政治的志を強く支持します。」
◆「センチュリー交響楽団守れ」と知事にメッセージ――スタニスラフ・ブーニン氏(ピアニスト)
「ヨーロッパ各地でも90年以降財政難による文化・芸術の支援・補助金が打ち切られている。
昨年秋、大阪センチュリー交響楽団と共演し、大変誇りに思った。
困難な今だからこそ、何よりも行政が文化事業の一貫として、真剣に取り組んでいくべき政策の一つはないでしょうか。
大阪が文化の顔の一部となりつつある新しい文化遺産・大阪センチュリー交響楽団を失う決断をなさらないことを願っています。」
◆府立体育館、臨海スポーツセンターの存続を求める要望(4/21知事宛提出)――新日本スポーツ連盟大阪府連盟
◆府立臨海スポーツセンター廃止の白紙撤回を要求する署名――臨海スポーツセンター存続の会
府立臨海スポーツセンターは、府内で3か所しかない通年営業のアイススケート場。
未来ある選手たち、府民のスケート愛好者には貴重な施設。国内だけなく世界のトップレベルで活躍する選手も多数輩出、その実績は高く評価されています。
現実的に他施設で選手の受け入れは不可能です。
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